ひできさんの『三線教室(ってほど堅苦しくないですけど)』

静岡県は、浜松市の浜北区で細々と三線教室をしている人のブログです。

三線と三味線の違いについて

どうも、こんばんは。

いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。


今回の話題は、、、↓↓↓


三線と三味線の違いについて、、、

ってことで、表題の通り、三線と三味線の違について書いてみたいと思います。

この質問、よく頂くのですよ(^_^;)


三線とは?

三線と書いて"サンシン"と読む、胴の部分に蛇(ビルマニシキヘビ)の皮を張った沖縄県を中心に伝わる三弦の楽器のことです。

ちなみに沖縄名物ハブの皮では薄すぎかつ小さくて三線の胴には使い物にならないのだそうな。

また、ニシキヘビの取引が国際条約(動植物保護のワシントン条約)で捕獲が制限されるにつれ、人工繊維製の胴を用いた人工皮(ビニール、ナイロンなど)の三線も近年普及していることから、人工皮だと必ずしも蛇柄である必要がないため、独自の柄の三線も多数見受けられるのも特徴の1つ。

起源については室町時代(今からざっと600年くらい前)に中国大陸から原型が伝来し、それが改良され三線となり現代に伝わったという説が有力です。


棹の長さ(頭の先からお尻の端まで)はざっくり800mm(80cm)ほど。
(※個体によってバラつきあり。昔(~明治時代)はもっと短かったそうな)

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三線(胴がデザイン柄になってます)


演奏には専用の撥(バチ、義甲(ぎこう)とも言う)を用いて演奏するのが本来のスタイルであるものの、Beginはじめ沖縄の伝統曲をアレンジしたポップスが世に認知されるにつれ、ギターのピックを用いたり、手軽に自分の爪を伸ばしてそれをそのまま、飲み屋さんなどでは爪楊枝の先で代用といった弾き方も見受けられることから、後述の三味線より演奏が手軽なのも嬉しいポイント。

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三線用の撥などの大きさ比較もろもろ

左から牛角製撥、プラ製撥、奄美諸島の竹製撥、大正琴の爪、ギターのピック。



1972年の沖縄復帰を機に開催された海洋博、2000年頃のNHKの連続ドラマ「ちゅらさん」、昨今のau携帯電話のCMで浦島太郎が演奏していた影響などからブームとなり、沖縄に限らず全国的に普及しています。


三味線とは?

三味線と書いて"しゃみせん"と読む、主に沖縄や鹿児島の奄美諸島より北の日本(九州以北)に伝わる三弦の楽器で、上述の三線が改良されたとする説が一般的です。


こちらは胴に蛇皮ではなく、猫の皮を張っているのが特徴ですが、猫の皮を張るのは最上級品で、犬の皮を用いたものや、近年では動物愛護の観点から三線同様に人工皮の三味線も普及しています。

しかし人工皮であっても、胴の表面は真っ白なものしか普及しているのが見受けられないのは三線とは対照的なところで、胴はどれも同じにしか見えないものの、棹の太さに関しては三線以上に多彩で、、、

  • 細棹三味線(長唄三味線とも呼ばれる):ちょっとしたお囃子の伴奏に多用される。長唄、民謡、小唄、端唄(はうた)など
  • 中棹三味線(民謡三味線とも呼ばれる):地域の民謡(地謡)や清元(きよもと)、常磐津(ときわづ)といった浄瑠璃(人形劇)の伴奏に多用される。


の上記三種にざっくり大別されます。


棹の長さ(頭の先からお尻の端まで)も正寸で約980mm(98cm)で、前述の三線より20cmほど長いのも違った点であり、特徴です。
(※ただし三味線によってバラつきあり)

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写真は細棹三味線

細棹、中棹の民謡三味線について、主に京都あたりでは柳川三味線と称することも。

また、九州(特に宮崎、鹿児島あたり)では胴も含め全て木で出来た板三味線(箱三味線や"ゴッタン"という名称でも呼ばれる)なるものも存在します。

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ゴッタン。Wikipediaから引用させて貰いました。

演奏には銀杏(イチョウ)型の撥を用いるのが一般的。
実はこれが難点というのか、初心者にとっては最初の難関の1つ。
撥を用いてリズムよく叩き刻む必要があるため、三味線は弦楽器ではあるものの、撥さばき故に打楽器に例えられることもあります。


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三味線(長唄)と三線の大きさ比較


おまけ

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三味線類の楽器比較。

左から火不思(クブス:モンゴル)、三弦(サンシェン:中国)、三線(サンシン:沖縄)、三味線(しゃみせん:日本)


画像引用元 ⇒ こちら


しかしモンゴルのような北国かつ森の殆どない場所でニシキヘビの皮を用いているのがすごく不思議です。

この辺り、私はまだまだ勉強不足で分からないのですが、この記事を拝見されたご存知の方、どうしてモンゴルでニシキヘビの皮の楽器が出来たのか教えてください(笑)



三線教室(ってほど堅苦しくないですけど)』、10月度初回は6日(金)に開催です!

小学生からご年配の方まで、幅広い世代の方にご参加頂いて、ぼちぼちとマイペースで実施させて頂いております。
ご興味ありましたら、是非おいでください◎

場所の詳細

〒431-0038
静岡県浜松市浜北区きぶね1814-5
猫カフェ ときわ屋”
電話:053-587-7006

リンクもろもろ

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akachi-sanshin.jp
※私の方とは無関係ですが、勝手に宣伝させて頂いております。